様々な環境下で安定した通信を実現することが求められるアンテナ設計に向けて、
CST Studio Suiteは、初期の概念評価から最終的なコンプライアンステストに至る、
全ての設計段階で必要とする機能を提供しています。
CST Studio Suiteにはアンテナ設計・解析に必要な全ての解析技術を備えています。
時間領域ソルバー、有限要素法の周波数領域ソルバーに加え、CMA解析も可能な3Dモーメント法、レイトレース法のソルバを標準ライセンスでご利用頂けます。
アンテナの形態や動作周波数、設置環境のサイズなどに応じ、最適なソルバーを選択する運用が可能です。
さらに、複数のソルバーを組み合わせるハイブリッド技術により、効率と精度を両立した大規模解析を可能とします。
複数の周波数帯域での整合やスイッチング素子を含むリコンフィギュアブルアンテナなど、アンテナ設計には回路解析との連携が不可欠です。
CST Studio Suiteは、3次元電磁界解析と回路解析機能が密接に連動しております。 整合回路の損失を含むシステム全体の放射効率の算出なども可能です。
電波防護指針の適合性評価としてSAR解析を始め、安全性評価や通信品質の検証など、無線通信機器の設計において⽣体の影響を考慮することは必須となります。
CST Studio Suiteには標準で使用できる生体データセットが多数用意されています。
5Gや自動車レーダーなどを始め、ビームステアリングによるカバレッジ確保を行うフェーズドアレイが重要な技術となります。
CST Studio Suiteではアレイの基本素子設計から大規模アレイに至る全ての段階で効率的なワークフローを用意し、代表的な性能指標の自動算出を含めて設計者をサポートします。
CST Studio Suiteでは、 MIMOアンテナの相関係数やSAR、アンテナの位相中心など、アンテナの性能を評価する多くの指標を自動的に出力する充実のポスト処理機能を備えています。
ユーザーは、テンプレート化されたポスト処理メニューから必要な項目を選択するだけで、解析完了時に高度な評価指標が自動的に算出されます。
CST Studio Suiteのアドオンツールとして、350種を超える各種アンテナを収録するAntenna Magusをご用意しています。
仕様またはキーワードを入力して、条件に適合するアンテナ候補を抽出し、動作する周波数などの条件に合致したアンテナ構造を設計します。
設計されたアンテナ情報は、CST Studio Suiteの解析モデルとして出力可能です。アンテナ設計のプロトタイピングを強力にアシストします。
Antenna Magusについての詳細はこちら
CST Studio Suiteは、全ての周波数帯域に対応するソルバを内蔵し、電磁波に関するあらゆる問題を包括的に解決するための統合パッケージです。
HPC技術とクラウド対応を利用して、複雑な大規模問題を素早く解決します。
電磁波の利用用途別に目的に応じた機能をご紹介しています。
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