CST Studio Suite Tech Seminar 2025

2025年5月16日(金) 10:00 ~ 16:55 ( 9:30より受付開始 )

東京コンファレンスセンター・品川 5F

この度、2025年5月16日(金)に、東京コンファレンスセンター・品川にてCST Studio Suite Tech Seminar 2025を開催する運びとなりました。

前回イベントは予想を大きく上回る106社214名の方がご参加くださり、お陰様で大盛況となりました。本年も皆様の期待にお応えできるよう基調講演、ユーザー様による解析事例をはじめとし、充実したプログラムで終日開催いたします。

CST Studio Suiteに関する有益な情報収集の場として、またユーザー様同士の交流の場として、本イベントをご活用ください。

開催日
2025年5月16日(金)10:00~16:55 受付開始:09:30 (懇親会:17:10~18:40)
会場
東京コンファレンスセンター・品川 5F »交通アクセス
懇親会は同ビル3Fのレストラン「Something Delicious」にて行います。
参加費
無料(事前申し込み制)
対象
CST Studio Suiteをお使いただいているユーザー様、CST Studio Suiteの導入を検討している方
※同業他社様のご参加はお控えくださいますようお願いいたします。ご参加いただけない場合は、担当者よりその旨ご連絡いたします。
お申し込み方法
AETのHPよりお申込みください。
お申し込み締め切り日
2025年4月25日(金)
お問い合わせ
E-mail:aetevent@aetjapan.com TEL:044-980-0505
※CST Studio Suiteをお使いのユーザー様、導入を検討されているお客様のみご参加いただけます。
※同業他社様などのご参加はご遠慮くださいますようお願いいたします。
※懇親会は満席となりましたらお申込みを終了させていただきます。

プログラム

【午前の部】 大ホール 501 5F ホワイエ
10:00-10:05 開催のご挨拶
10:05-11:05 【基調講演】
「メタマテリアルとメタサーフェスによる6G・テラヘルツ波デバイスの進化」
東北大学
大学院工学研究科  ロボティクス専攻
教授
金森 義明 様
11:05-11:45
「Expansion and Future Prospects of Dassault Systems' Electromagnetic Simulation Portfolio and Design Methods」
「ダッソー・システムズの電磁界シミュレーション・ポートフォリオと設計手法の拡充と将来展望」
Dassault Systèmes
Dr. Eng (工学博士)
SIMULIA Technical Sales Director
Frank Scharf 様
「CST Studio Suite 2025アップデート情報」
株式会社エーイーティー 技術部 次長
上沢 彰洋 
11:45-13:00 昼 食
企 業 展 示

11:45-16:20

【午後の部】
TRACK 1
( 大ホールA)
TRACK 2
( 大ホールB )
ミニセッション
( 501 )
13:10-13:40 【ユーザー事例紹介】
「電磁界シミュレーションによるスタジアムのエリア評価」
株式会社KDDI総合研究所
先端技術研究所 電波伝搬・デバイスG
コアリサーチャー
中野 雅之 様
【ユーザー事例紹介】
「CSTによる60GHzオーバー製品の開発と検証」
山一電機株式会社
CN第2技術部 開発技術1課
大竹 雄太 様
13:40-13:45 休 憩
13:45-14:15 【ユーザー事例紹介】
「陽子線がん治療装置におけるCST Studio Suite を用いた高周波共振器の開発―計算モデルと実測値の比較―」
住友重機械工業株式会社
新事業探索室
主任技師
高橋 伸明 様
【ユーザー事例紹介】
「EMC対策のための磁性体コアシミュレーション実践講座:Sパラメータ活用と実測検証」
星和電機株式会社
生産本部 コンポーネントシステム事業部 技術開発部 先行技術課
課長補佐
佐々木 菜実 様
14:15-14:20 休 憩
14:20-14:50 「モーメント法をベースとした I ソルバーのご紹介と高周波ソルバーの比較」
株式会社エーイーティー 技術部 プリセールスマネージャー
鈴木 翔太
「PCB Studioを活用しよう!」
株式会社エーイーティー 技術部 アプリケーションエキスパート
上田 千寿
「荷電粒子ビーム応用装置のためのparticle interfaceを使った効率的なシミュレーション」
株式会社エーイーティー 技術部
アプリケーションエキスパート
菅野 浩一
14:50-15:10 休 憩
15:10-15:40 「周波数領域ソルバーにおける領域分割法」
株式会社エーイーティー 技術部
平船 精大
「Cable Studioの新機能のご紹介とFAQ」
株式会社エーイーティー 技術部 サポートマネージャー
野田 智博
「荷電粒子シミュレーションのヒント2」
株式会社エーイーティー 技術部
アプリケーションエキスパート
菅野 浩一
15:40-15:45 休 憩
15:45-16:15 「CSTとIsightの連携による多目的最適化およびサロゲートモデルの有用性の検証」
株式会社エーイーティー 技術部
藤森 三志朗
「CST における解析マシンの最適化:ハードウェア構成の影響と性能検証」
株式会社エーイーティー 技術部
加藤 光生
16:15-16:20 休 憩
16:20-16:50 【ユーザー事例紹介】
「CST Studio Suiteにおける複合材料ミクロモデル構造の電磁材料物性への影響について」
東レ株式会社
エンジニアリング開発センター 第3開発室 CAE-G
主任部員
中越 宏明 様
株式会社エーイーティー 技術部
エマニュエル ギルウェラ
「電磁界解析×DX MODSIMで進化するエンジニアリング」
ダッソー・システムズ株式会社
SIMULIA Electromagnetics Industry Process Consultant
大西 隆広 様
16:50-16:55 閉会のご挨拶 閉会のご挨拶
17:10-18:40 懇親会
3Fレストラン Something Deliciousにて
※プログラムは予告なく変更となる場合がございます。
※講演・スライドの録画録音・撮影はお控えください。

講演概要

午前プログラム
【基調講演】
メタマテリアルとメタサーフェスによる6G・テラヘルツ波デバイスの進化
次世代移動通信システム(6G)では、テラヘルツ波の活用が期待されています。テラヘルツ波は4G・5Gで使われている周波数に比べて高周波のため、電磁波と物質の相互作用が異なり、既存技術では6G用デバイスの設計に限界があります。また、適した物質の選定も課題です。メタマテリアルは、電磁波を自由に制御できる可能性を秘めた革新的な技術として注目されています。本講演では、私たちのグループが開発したテラヘルツ波を制御するメタマテリアルおよびメタサーフェスについて解説します。
Expansion and Future Prospects of Dassault Systems' Electromagnetic Simulation Portfolio and Design Methods
ダッソー・システムズの電磁界シミュレーション・ポートフォリオと設計手法の拡充と将来展望
As a leading vendor for simulation software, Dassault Systemes SIMULIA is committed to stay at the forefront of technology and provide our customers with the best and most accurate simulation solutions on the market. To stay true to this commitment, we have completed the integration of two exciting additions to our Electromagnetics and Multiphysics Portfolio over the past months.
With EOMYS and its flagship product Manatee, engineers will be empowered to consider and reduce acoustic noise from electromagnetic sources in the initial stages of motor design. And with AMCAD and its tools (to be repackaged as ‘IVCAD Studio’), engineers will be able to significantly improve the quality and reproducibility of transistor device measurements, and to extract compact models to feed into circuit and 3D field simulation tools. We also were able to unlock synergies by combining our industry leading tools CST Studio Suite and TOSCA for high and low frequency non-parametric shape optimization.
In this talk, we will review the capabilities of these new tools and the new optimization capabilities, focus on their individual strengths and market differentiators, and also review some of the latest improvements to the technology within them. The talk will conclude with an outlook on future development of our Electromagnetics technologies.
シミュレーションソフトウェアのリーディングベンダーとして、ダッソー・システムズ SIMULIAは、最先端技術を駆使し、市場で最高かつ最も高精度なシミュレーションソリューションをお客様に提供することに尽力しています。 このコミットメントを忠実に守るため、過去数ヶ月にわたり、電磁界およびマルチフィジックスポートフォリオに2つの画期的な新製品を統合しました。
EOMYSとその主力製品であるManateeにより、エンジニアはモーター設計の初期段階で電磁波源からの音響ノイズを考慮し、低減することが可能になります。 また、AMCADとそのツール(「IVCAD Studio」として再パッケージ化予定)により、エンジニアはトランジスタデバイス測定の品質と再現性を大幅に向上させ、回路および3Dフィールドシミュレーションツールに取り込むためのコンパクトモデルを抽出できるようになります。 また、業界をリードするツールであるCST Studio SuiteとTOSCAを組み合わせることで、高周波および低周波のノンパラメトリック形状最適化におけるシナジーを実現しました。
本講演では、これらの新しいツールの機能と新しい最適化機能について概説し、それぞれの強みと市場における差別化要因に焦点を当てるとともに、各ツールの最新の技術的改善点についても解説します。 最後に、当社の電磁界技術の今後の展望について述べます。
CST Studio Suite 2025アップデート情報
最新バージョン CST Studio Suite2025注目の新機能についてご紹介いたします。
午後プログラム

TRACK1

【ユーザー事例紹介】
電磁界シミュレーションによるスタジアムのエリア評価
T-Solverを使った0.7GHz帯~4.1GHz帯の10波平面アンテナから、A-solverを用いて野球場などのスタジアムに複数のアンテナの無線エリア展開を行っている。
【ユーザー事例紹介】
陽子線がん治療装置におけるCST Studio Suite を用いた高周波共振器の開発―計算モデルと実測値の比較―
本講演では、陽子線がん治療装置における高周波共振器の開発について、CST Studio Suite を活用した取り組みを報告する。CST Studio Suite では、固有値解析モードを用いて、共振器の共振周波数、Q値、および電圧比の計算を行った。
さらに、計算結果と実測値を比較するために、いくつかの形状変更を加え、計算モデルと実機の共振周波数を比較した。その結果、共振周波数の誤差は非常に小さく、設計変更を行うことなく開発を完了することができた。
本講演では、CST Studio Suiteによる計算過程に加えて、他のCAEソフトウェアとの連携についても報告する。
「モーメント法をベースとした I ソルバーのご紹介と高周波ソルバーの比較」
CST で高周波向けとして大きく分けて4種類のソルバーが存在します。
その中で時間領域ソルバーや周波数領域ソルバーは、活用も多く資料が豊富にございます。また、レイトレース法の A ソルバーは近年の講演で機能紹介や応用例などご紹介してきました。残りのモーメント法を用いた I ソルバーは、対象となる解析規模的にも活用に至らずあまりご存知ない方も多いかと存じます。本講演では、この I ソルバーにスポットライトを当て活用法等のご紹介を致します。
「周波数領域ソルバーにおける領域分割法」
F-solverは有限要素法でMaxwell方程式を解く周波数領域のソルバーです。F-solverが方程式を解く手法には直接法(Direct)と反復法(Iterative)、それに加えてモデルを分割して並列計算を行なう領域分割法(DDM)が実装されています。特にDDMはF-solverでもアレイアンテナなどの大規模計算を可能とする手法であり、またv2025からDDMにGPUを使えるようになったことで今後注目されていくことが期待されます。そこで今回はDDMの基本的な原理や使い方など、解析例を交えながらご紹介します。
「CSTとIsightの連携による多目的最適化およびサロゲートモデルの有用性の検証」
CSTとの連携が可能な最適化ツールであるIsightについて、今年はまずCSTのみでは実現できなかった多目的最適化におけるパレート解の評価をご紹介いたします。また、Isightではサロゲートモデルの構築も可能です。電磁界解析との連携においてその恩恵がどれほど得られるのか、検証した内容をご報告いたします。その他、スクリプトを介した連携や分散計算、プラットフォーム版の情報もご提供いたします。
【ユーザー事例紹介】
CST Studio Suiteにおける複合材料ミクロモデル構造の電磁材料物性への影響について
構造解析では、複合材料の機械物性は引張試験などで実測されてきたが、近年では物性予測技術が発展し、複合材料内の繊維構造を再現したミクロモデルを構造解析することで機械物性を予測する手法が実設計に使用されつつある。
一方、電磁場解析では同様の手法による物性予測の報告は少ない。
本報では、CST Studio Suiteにおけるミクロモデル作成手法の紹介と、解析結果から炭素繊維の特徴量(長さ・配向・半径など)が電磁材料物性に与える影響について報告する。

TRACK2

【ユーザー事例紹介】
CSTによる60GHzオーバー製品の開発と検証
テレコム、データコム市場は大容量及び高速通信が最重要課題となっており、その速度向上は3~4年で2倍の速さで進んでいる。弊社ではこの市場におけるコネクタ開発にCSTを用いているが、コネクタ開発で重要なことは開発製品の特性を正しく評価し使用可否判断を行う事である。その為には自社での評価基板作成は不可欠であり、基板を含めた開発、検証を行っている。 今回CSTを使用した高速伝送コネクタ評価用基板の設計手法を評価結果を交えて紹介する。
【ユーザー事例紹介】
EMC対策のための磁性体コアシミュレーション実践講座:Sパラメータ活用と実測検証
フェライトコアやトロイダルコイルのシミュレーションと実測の整合性を高めるための具体的な手法をご紹介します。Sパラメータを用いた磁性体の電気的物性値の算出方法や、シミュレーションにおける解析方法とポイントを、成功事例と失敗事例を交えて解説します。
「PCB Studioを活用しよう!」
PCB Studioは2.5D簡易シミュレーションソルバーを持つ、基板のプリレイアウトツールです。
本稿では、PCB Studioのプロジェクトテンプレート、 デザインルールチェック、 シグナルインテグリティ、パワーインテグリティ、 同時スィッチングノイズ、デカップリングコンデンサの最適化、DDR4、DDR5ツールなどの機能説明を行います。操作ワークフロー詳細は、参照先をご案内します。また、最後に2.5D、3D各ソルバーのシミュレーション結果を比較し、PCB Studioの解析結果の特徴を説明します。
「Cable Studioの新機能のご紹介とFAQ」
Cable Studioは、ケーブルの電磁界解析に特化したモジュールで、ケーブルを等価回路モデルに変換した上で、Tソルバーと連携した解析を行えます。本講演では、よくお問い合わせをいただく設定のポイントについて、いくつかの検証モデルを基に解説します。加えて、近年追加された新機能についてもご紹介します。Cable Studioを適切に使いこなしていただくためのヒントとなる知見をご提供できればと考えております。
「CST における解析マシンの最適化:ハードウェア構成の影響と性能検証」
数値計算の分野において、解析マシンの性能は解析可能な規模や計算時間に大きな影響を及ぼします。
本公演では、OS、CPU、GPU、RAM などの主要なハードウェア構成が、CST Studio Suite を用いた電磁界解析にどのように影響を与えるか、具体的な検証データを基にご紹介します。
これにより、解析効率を最大化するためのハードウェア選定に役立つ情報を提供します。
「電磁界解析×DX MODSIMで進化するエンジニアリング」
電気機器の設計開発を効率化するうえで、デジタルトランスフォーメーション(DX)は今や不可欠です。
ダッソー・システムズが提案する MODSIM(モデリング&シミュレーション) は、設計と解析プロセスをシームレスに統合し、エンジニアリングの革新を促します。本講演では、CST電磁界シミュレーションを中心に、要件定義から設計・解析までのプロセスを統合する MODSIM の活用方法をご紹介します。

ミニセッション

「荷電粒子ビーム応用装置のためのparticle interfaceを使った効率的なシミュレーション」
荷電粒子ビーム応用装置では、粒子源で発生したビームが様々なビームラインコンポーネントを通過し、ターゲットやコレクターまで輸送されます。それらの各コンポーネントを全て含めた全体を一つのシミュレーションモデルとすると、大規模なモデルとなり計算が難しくなります。この場合は、各コンポーネントごとの荷電粒子ビームシミュレーションで得られる粒子情報を橋渡しできるparticle interfaceを使うことが有効です。本講演ではこの方法について紹介します。
「荷電粒子シミュレーションのヒント2」
昨年に引き続き、荷電粒子シミュレーションでつまづいた時の対応方法や見落としがちな機能について紹介します。

サポートセンター

ユーザーの皆様のご質問にお答えするサポートセンターを開設いたします。
CSTご利用にあたってのお困りの疑問・質問などをお気軽にお問合せください。
開設時間
11:45 ~ 16:20(各回 15分)
開設場所
ルーム 501(ミニセッション会場と同じ)
※当日先着順での受付となります。

企業展示

出展製品・出展社・製品説明(会社紹介)
株式会社パナソニック システムネットワークス開発研究所
パナソニックシステムネットワークス開発研究所は、330GHzまでのミリ波・テラヘルツ波測定に対応した大型電波暗室を完備し、無線に関わる課題解決をワンストップで提供します。
35年以上の無線機器の設計経験を持つ専門家チームが、アンテナ測定から材料評価、OTA評価まで幅広いニーズに対応。最先端の測定環境と豊富な知見で、無線技術の発展に貢献し、日本のミリ波&サブテラヘルツ波通信の発展を支援します。
「GPUワークステーション HPC5000-XERGPU4TS」
HPCシステムズ株式会社
HPCシステムズは、ハイパフォーマンスコンピューティング分野のソリューション企業です。科学技術計算やディープラーニング・AI環境を構築するシステムインテグレーションサービス、HPC/CAEシステム販売、ソフトウェアの並列化・高速化サービス、計算化学、マテリアルズ・インフォマティクスのプログラム開発・販売、受託計算サービス・研究開発支援、創薬や材料研究開発向けサイエンスクラウドサービスをワンストップで提供しています。
「EMC試験サービス」
株式会社e・オータマ
e・オータマでは、お客様のニーズに合わせてEMC立会い試験、EMC受託試験(立会い不要)、出張EMC試験サービスからお選びいただけるほか、EMC試験をクリアするためのノイズ対策支援サービスも行っています。 弊社でのテストレポートはCEマーキング適合のための技術ファイルに使用できます。また、製品安全試験とのワンストップでの対応も可能。
当社のネットワークを最大限に活かしたEMCのトータルソリューションを展開しています。
「液冷GPU搭載ワークステーション」
GDEPソリューションズ株式会社
CPUやGPUの高性能化に伴い、消費電力と排熱量が大幅に増加しています。特に、大容量メモリを搭載したGPUは、手元のPCやワークステーションで使用する際、騒音や熱の問題が課題となります。そのため、計算サーバー室やクラウドでの利用が一般的ですが、手元で高性能な計算を行うには、これらの問題を解決する必要があります。 当社の液冷システムは、性能を損なうことなく、静音かつ快適に利用できる計算リソースとなります。これにより、ユーザーはストレスなく高性能な計算環境を手元で実現することができます。ぜひブースで実機をご覧ください。
「誘電率測定システム」
「人体ファントム(電磁波)」
株式会社エーイーティー
CSTによる正確なシミュレーションの実現にも有用な、AETの誘電率測定システムを展示します。 誘電率測定に関するご相談もお受けいたします。 また、VHF~ミリ波帯の人体電気的特性(誘電率、導電率)を模擬した人体等価ブロックファントムの製品サンプルを展示いたします。

ポスターセッション

タイトル・大学名・アブストラクト
「開放型マイクロ波加熱装置の研究開発におけるCST活用事例」
京都大学 生存圏研究所 生存圏電波応用分野
当分野では、電子レンジに代表されるような金属壁閉空間を用いない革新的な開放型マイクロ波加熱装置の研究開発を行っており、装置設計や実測結果の妥当性検証にはCSTを活用している。本ポスターでは、開放型マイクロ波加熱装置の研究開発事例として、電磁界結合型マイクロ波加熱装置や軌道角運動量モードを用いた放射型均一マイクロ波加熱装置を紹介する。
「MF帯における生体組織の電気定数推定手法」
千葉大学 齊藤研究室
私たちの研究室では、電磁波を利用した医療生体応用について研究しています。電磁波の生体応用には、その正確な電気定数を把握することが求められます。 しかし、高周波領域における生体組織の電気定数データは比較的多く存在する一方、MF帯におけるデータは不足しています。
そこで本研究では、MF帯において、逆問題的手法で生体組織の比誘電率・導電率を推定する手法を提案します。 この手法が確立されれば、高周波領域のみならず、様々な周波数の生体組織の電気定数を知ることができ、電磁波の医療生体応用研究の発展に貢献できると考えています。
「2.6セルCバンド高周波電子銃の研究開発」
日本大学 量子科学研究所電子線利用研究施設
日本大学では20Kまで冷却することで、常伝導でありながら低電力損失高効率RF電子銃の開発を目的に行ってきた。電子銃は矩形から円筒への入力カプラーと2.6セルπモード空洞で構成し、CST-STUDIO、SUPERFISH、GPTを用いて設計した。加工及び試験はKEKで実施し、ほぼ設計通りの特性が確認できた。また最近では、この構造を基にレーザープラズマ航跡場入射用電子銃のために、新しく常温動作用に電子銃を製作し、高電力試験結果から要求値は達成された。
「ECRイオン源の研究開発におけるCST活用事例」
東京科学大学 林崎研究室
私たちの研究室では、粒子加速器に関連する様々な研究・開発をおこなっている。イオン源は、イオンビームを生成する装置であり、後続の加速装置へ粒子を供給する重要な装置である。本発表では、これらの中でも、電子サイクロトロン共鳴(ECR)現象を用いたECRイオン源に関して発表する。ECRイオン源における磁場強度・分布は、利用するマイクロ波周波数に応じたECR条件の成立やプラズマ閉じ込めに影響を与えるため、予めシミュレーションによる確認が必要である。CST Studio Suite を用いたECRイオン源の研究開発について紹介する。
「Multi-Operational mmWave Microstrip Patch Array Antenna for 5G Communications」
琉球大学 工学部
In this research, we propose a multi-operational mmWave microstrip patch array antenna for 5G communications. The antenna is designed with copper (lossy) as the material for both the patch and the ground. The substrate is composed of Rogers RT/Duroid 5880 or FR4. To enable multi-operational functionality and achieve wider bandwidths, three I-shaped slots are incorporated on the top of the patch. A T-shaped feed line is used to maintain impedance matching. The proposed antenna, when utilizing an FR4 substrate, operates at four distinct resonant frequencies: 32.2 GHz, 38.9 GHz, 50.43 GHz, and 65 GHz. In contrast, the antenna using a Rogers RT/Duroid 5880 substrate functions at resonant frequencies 52.5 GHz and 86.3 GHz. The design and simulations were conducted using CST Studio Suite.
「自動車落雷時の電流分流様相モデルの構築 ~2WD前輪駆動車の特徴~」
中部大学 山本・松井研究室
「雷でものが壊れないようにする!」それが私たちの研究テーマです。本発表では,2WD前輪駆動車に対して,JASO TP 19002に準拠した雷撃模擬試験を実施し,CST Studio Suiteを用いて試験結果を模擬できる車両モデルを構築した結果を報告します。また,車両内部の電流分流様相から,起こり得る雷被害を推察したので,今後は雷保護対策の検討,車両モデルへの実装,その有効性の評価を行います。
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会社名
株式会社エーイーティー
所在地
〒215-0033
神奈川県川崎市麻生区栗木2丁目7番6号
TEL:044-980-0505(代表)
CST Studio Suiteは ダッソー・システムズの製品です。ダッソー・システムズについては

ダッソー・システムズ株式会社はフランスに本社を置くソフトウェア開発企業です。
CAD CAM PDM PLM シミュレーションを始めとする卓越した3DEXPERIENCEを通じてお客様の3次元設計・エンジニアリング・3次元CAD・モデリング・シミュレーション・データ管理・工程管理を強力に支援します。

CST Studio Suiteは ダッソー・システムズのシミュレーションソリューションブランド SIMULIAの製品です。

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