日本加速器学会 特別功労賞を受賞いたしました

2022年08月22日

弊社の代表取締役である田辺英二が、第18回 日本加速器学会 学会賞にて 特別功労賞を受賞いたしました。
日本加速器学会は、加速器科学・加速器技術の進歩発展を図ることにより加速器の性能を高め、社会に貢献することを目的として2004年に設立された、約900名の会員から成る学術団体です。

この度の受賞では、加速器の小型化に直結する高電界加速空洞の研究と ビームの質を落とさずに一本の加速器でビームエネルギーを連続的に可変にできるエネルギースイッチの開発という小型電子加速器の先駆的研究により 医療、工業への応用の道を広げた実績と、弊社設立後に 電磁界シミュレーションソフトウェア(MW Studio、現 Simulia CST Studio Suite)、マイクロ波部品等を日本国内で安定的に利用できる環境を整備した功績が高く評価されました。
また、多くの病院に設置可能とし多くの方に様々な治療を施せる放射線治療装置を目指して小型電子加速器を駆使したシステム開発に取り組んだ点や、大学講義での若手研究者の育成により日本の加速器界の発展に貢献したことも、今回の受賞につながっています。

受賞の詳細については加速器学会HPをご参照ください。
https://www.pasj.jp/award.html

賞状は弊社1階に掲示しております。ご来社の際には是非ご覧頂けますと幸いです。

当初、第19回 日本加速器学会の年会が2022年8月に福岡にて開催される予定で、その中で本賞の授賞式も執り行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため急遽 年会の福岡開催が中止となり、授賞式も中止となりました。