マイクロ波有機化学反応装置

セーラム社(Sairem)の小型マイクロ波化学反応装置は化学・医薬品・生化学の研究を対象に設計されています。

※SAIREM http://www.sairem.com
セーラム社(フランス)は、国際電気通信連合 (ITU) によって割り当てられた産業、科学、医療(ISM) のアプリケーションにおいて、電磁エネルギー全体のスペクトルをカバーする認定機器のリーディングカンパニーです。

特 長

  • マイクロ波(2.45GHz)を使用した、マイクロ波有機化学反応装置 です。
  • 従来のガスバーナーやオイルバスなどを用いた対流加熱と異なり、マイクロ波に対して応答する物質のみを選択的に加熱する選択加熱が可能です。
  • マイクロ波照射での加熱は従来の加熱方法より1桁~2桁の反応速度を増大させることが可能で反応時間の大幅な短縮が出来ます。
  • 加熱方式には、『シングルモード』『マルチモード』が選択でき、シングルモードではフロー加熱、バッチ加熱が可能です。
  • マイクロ波電源には、『マグネトロン電源』『ソリッドステート電源』の2タイプが用意されています。
  • コマンド設定が可能なタッチパネルスクリーンのデジタル画面から設定点の入力が可能です。 また、入射電力・反射電力・温度を継続的に制御及びモニタリングすることも可能です。

化学分野のマイクロ波応用例

  • 蛍光X線分析の前処理
  • 化学合成の前処理
  • 化学分析の前処理
  • 無機分析前の前処理
  • 土壌中重金属分析の前処理
  • 加熱劣化試験
  • 医療用途の新規分子発見
  • ナノ粒子の合成
  • 化学的合成および抽出
  • 環境分野への応用
  • 植物性物質の抽出および生化学分野への応用

Q&A

Q1. 真空中で使用できますか?
真空での使用は出来ません。
Q2. 爆発防止機能は有りますか?
温度センサーインターロック

外部インターロックの接点を設けています。

Q3. マグネトロン電源とソリッド電源の大きな違いは?

ソリッドステート電源  半導体で構成されたマイクロ波電源

【メリット】
周波数安定度が高い :数Hz以下
出力安定度が高い:0.1%以下
周波数が可変できる :±20MHz
【デメリット】
最大電力が200Wとマグネトロン電源と比較して小さい

マグネトロン電源  熱電子管を使用した電源

【メリット】
1kW以上の電力には有効
【デメリット】
周波数変動が±20MHzと大きく、電力変動が大きい
Q4. シングルモードとは?
導波管の中心部にサンプルを置くことにより電磁波を集中的に照射します。
Q5. マルチモードとは?
電子レンジ式で箱型の処理室の中にサンプルを置き電磁波を散布します。
【メリット】 装置内が広いため様々な用途で使用することができます。
【デメリット】加熱効率がシングルモードより落ちます。
Q6. 電波法とは?
総務省に申請が必要になります。
総務省:高周波利用設備設置等のための手続き
Q7. 参考文献はありますか?
Article Molecules.pdf (2294KB)